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イベントレポート

K-NICのスーパーバイザーが研究開発型スタートアップの立ち上げ&グロースをサポート!(1/2)

6/21(月)に開催したイベント「K-NICスーパーアドバイザーが語る!K-NICハンズオンプログラムの魅力とは?」のイベントレポートをお届け!(1/2)

K-NICのスーパーバイザーが研究開発型スタートアップの立ち上げ&グロースをサポート!(1/2)

これまでに、スーパーバイザーとしてハンズオン採択起業の支援をしてきたお三方からプログラムの魅力を語っていただきました。
(※このレポートは2021年6月21日に実施されたイベントをもとにしています)

<こんな方におすすめ>
・研究開発型スタートアップの立ち上げを目指す方
・研究開発分野の法人を立ち上げて間もない方
・K-NICハンズオンプログラムに興味のある方

目次

・K-NICハンズオンプログラムとは?
・過去の採択チームと支援内容
・2021年度下期 K-NICハンズオンプログラム参加申し込み受付中!

K-NICハンズオンプログラムとは?

特定の技術シーズを持ち、NEDOが実施する「研究開発型スタートアップ支援事業」等(※1:参考)へのエントリーを目指す
起業家候補や研究開発型スタートアップを対象とした、短期集中型のハンズオンプログラムです。
期間は約2ヶ月間。
専門知識を持つK-NICスーパーバイザーが個別のハンズオン支援を行い、起業の促進や事業化の加速を目指します。
1企業・チームにつき一人のメンターが支援するプログラムが多いですが、
本プログラムでは二人のメンターが支援することが本プログラムの特徴です。

主な対象者は、NEDOが実施している研究開発型のスタートアップ支援事業へのエントリーを目指す企業・チームですが、
VCからの資金調達のために知恵を貸して欲しい、ビジネスモデルをブラッシュアップしてほしい等の目的でも申し込み可能です。

そもそも、K-NICスーパーバイザーとは?
Kawasaki-NEDO Innovation Center Startup Hands on Programにて、約2ヶ月半の間、チーム・企業に寄り添って支援を行う起業支援・事業加速におけるプロフェッショナルです。

■K-NICスーパーバイザープロフィール

尾崎 典明  Noriaki Ozaki
【経歴】2004年九州工業大学大学院・工学研究科物質工学専攻修了。コンサルティング会社にて企業の新事業・新商品開発支援に携わる。2009年S-factory創業、企業に加え、自治体、NPO、スタートアップに対し支援を行う傍ら、官公庁等のアドバイザー等歴任。業種業態問わず、またその事業ステージによらず、それぞれの課題に応じた支援を実践。現在、発明推進協会研究員、TXアントレプレナーパートナーズ副代表理事、NEDO事業カタライザー、筑波大学国際産学連携教授も兼務。

#技術シーズの事業化 #事業計画 #エクイティファイナンス #アイデアブラッシュアップ #ものづくり #マーケティング #知財 #IoT/AI #エネルギー #Webサイト構築 #地域振興・観光


岡島 康憲  Yasunori Okajima
【経歴】2006年、電気通信大学大学院修了後、NECビッグローブ株式会社(現:ビッグローブ株式会社)にて動画配信サービスの企画運営を担当。
2011年にハードウェア製造販売を行う岩淵技術商事株式会社を創業。自社製品開発以外にも、企業向けにハードウェアプロトタイピングやハードウェア商品企画の支援を行う。2014年、ハードウェアスタートアップアクセラレータ「ABBALab」の立ち上げやハードウェアスタートアップ向けのシェアファクトリー「DMM.make AKIBA」の企画運営並びに同施設が企業向けに提供する各種研修の開発/講師を担当。2017年、センサーデバイスにより収集した情報の可視化プラットフォームを提供するファストセンシング株式会社を創業。マーケティングを中心とした業務を担当。

#IoT / AI #ものづくり #Webサービス #マーケティング #技術シーズの事業化  #事業計画 #Webサイト構築 #ソフトウェア開発 #アイデアブラッシュアップ


武田 泉穂  Mizuho Takeda
【経歴】東京工業大学大学院にて博士号を取得(理学)。専門は生物物理学。博士研究員を経て、ライフサイエンス・バイオテックを主軸とした複数のベンチャービジネスに経営者・創業者・投資家として参画。薬機法、臨床試験、市場創出、海外展開等を踏まえたヘルスケア産業の事業開発の実績を多数もち、医療業界におけるビジネスモデルに精通。自ら起業家として事業育成、資金調達、イグジット等の経験・知見を有する。産学連携も得意とし、国公立大学2校にベンチャー規定を導入した。東京工業大学にて研究者のアントレプレナーシップ・キャリアプランの講義、特定准教授・若手起業家のメンター従事の経歴を有する。

#ヘルスケア #バイオテクノロジー #事業計画 #技術シーズの事業化 #知財 #エクイティファイナンス #IoT / AI #アイデアブラッシュアップ #マーケティング

過去の採択チームと支援内容

前回は以下3チームが採択されました。
iONtarget
イオンチャネルに関わる疾患の治療のための装薬支援事業
オプティアム・バイオテクノロジーズ株式会社
難治性がん治療薬の開発事業
メドリッジ株式会社
血液からがん細胞を発見する細胞分離・分取システム事業

一見すると全てバイオ領域という印象がありますが、
当然ながらロボティクスや半導体、量子コンピュータなどバイオ以外の領域でもお手伝いをさせていただいております。

– iONtargetの支援について
このチームでのプログラムは、ビジネスの「ビ」の字も、「ベンチャー」という言葉さえ知らないところから始まりましたが、最終的にNEP-Bに参加するために必要な推薦状をNEDO認定VCから頂くところまで辿り着きました。
VCから推薦状を頂くには一定程度以上のビジネスモデルが必要なため、右も左もわからないスタートからディスカッションを重ねて自分たちのアイデンティティを活かした設計図を作りました。
その際、iONtargetさんにとって適切なVCにお繋ぎし、コミットいただくというところまでお手伝いしました。

– オプティアム・バイオテクノロジーズ株式会社の支援について
STS参加の準備を行う段階での支援でした。
この企業の代表は、医療や研究などの技術ではなくビジネスのプロフェッショナルでしたが
出会った技術に惚れ込んで、研究されている方と一緒に会社を立ち上げたというチームでした。
支援の内容は「この技術のメリットをどのように伝えるか」が中心となり、ディスカッションを重ねました。
この企業はシードラウンドの資金調達はもう達成されており、次のラウンドを回してる状況で、お金ビジネスについてはプロフェッショナルだったと思います。

– メドリッジ株式会社の支援について
名古屋大学で研究されていた技術を用いて起業された企業です。
このハンズオンプログラムに参加した当時は「ビジネスモデルを作っていきたい」という目標感でした。ベースの技術は出来上がっており、使い道も明確だったので、ターゲットやプロダクトの詳細とビジネスモデルを詰める作業をハンズオンプログラム期間中に実施しました。

– 全体として
経産省のNEDO、文科省のJST、厚労省のAMEDの三つがリサーチャーが取りに行く主な助成金ですが、
スーパーバイザーの得意とするところがまさに助成金申請です。
助成金申請はテストと同じで出題者に合わせて解答を変える必要があります。文科省・厚労省は彼らが何を書いて欲しいかわかりますが、経産省はどうしてもビジネス寄りなため、経産省がが何を書いてほしいのかを更に分析する必要があります。その点をこのプログラムではお手伝いできると考えています。

※※次回では「K-NICハンズオンプログラムに向いているチーム」
「K-NICハンズオンプログラムの進め方」をご紹介します!こちらから!

※1:研究開発型スタートアップ支援事業
NEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構では、研究開発型スタートアップのための支援事業を行っています。詳細は以下URLをご確認ください。
NEDO Entrepreneurs Program(NEP) 
シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援(STS) 

2021年度下期 K-NICハンズオンプログラム参加申し込み受付中!

K-NICハンズオンプログラム2021年度下期の申し込みが始まっております!
少しでも興味がある方は、ぜひ詳細ページをご覧ください、
・研究開発型スタートアップの立ち上げを目指す方
・研究開発分野の法人を立ち上げて間もない方 におすすめのプログラムです。

https://www.k-nic.jp/event_detail/4263/ 

もう少し詳しく聞きたい方はコミュニケーター面談をお申し込みください。

こちらの記事の内容はYoutubeでもご覧いただけます!

インタビュー記事のご案内

具体な各チームのプログラム参加目的などはK-NIC公式ホームページ MAGAZINからご覧いただけます。
iONtarget 
オプティアム・バイオテクノロジーズ株式会社
メドリッジ株式会社

もしご不明点などがあれば「CONTACT」よりK-NIC運営事務局へお気軽にご相談ください!