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1on1インタビュー

起業時に知りたい資金調達のポイントとは?事業開発と投資経歴を持つサポーターが支援【植 雄平サポーター】

K-NICサポーター・植 雄平さんにインタビュー!

起業時に知りたい資金調達のポイントとは?事業開発と投資経歴を持つサポーターが支援【植 雄平サポーター】

「1on1インタビュー」とは、川崎市にある起業家支援拠点・K-NICで起業や経営に関する相談対応を行っているサポーターのプロフィールをインタビュー形式で掘り下げ、各サポーターが強みとする支援内容についてご紹介するシリーズ。
第6回目となる今回は、植 雄平さんです。

サポーター

植 雄平
ユナイテッド(株)(旧ネットエイジ)にて、メディア/アドネットワーク/アドプラットフォームの新規事業開発に従事。リーダーとしてチームを牽引する。執行役員就任後、CVC投資と合わせて同社グループ会社のVC「ベンチャーユナイテッド」で投資事業に従事。現在は株式会社スタートアップテクノロジーの社外取締役や投資系事業会社の顧問等を行っている。事業開発と投資事業の経験から、双方のより良いコミュニケーションと価値創造を目指す親身なサポーター。
https://www.k-nic.jp/supportor/1202/

1on1インタビュー

Q.事業開発で苦労したことは何ですか?
A.毎月赤字を出しながらも、その先にある未来を信用してもらうために、事業の見せ方には苦労しました。一番大きな売り上げで年間数十億の事業だったので、メンタル的な厳しさも経験しました。また、クロージングする事業では、次の橋渡しにどう方向性を持たせるかというマネージメントや健康的なチーム存続のために、リーダーとしての姿勢も問われたと思います。

Q.投資家として着目している点、事業開発を経験しているからこそできる起業支援はありますか?
A.トラクションやプロダクトを作った実績と思考をどのように説明しているか、また、その先のストーリーに着目しています。論理的な説明に魂がこもっていて、そのうえで事業が推進しているという、定量的に可視化ができる起業家に出会うと胸が躍ります。
僕ができる支援のひとつは、赤字を恐れず、その分の実績を出す設計とストーリー作りです。Jカーブは簡単に描けませんが、そのためにリスクマネーを供給する投資家がいます。推進していくなかで、その精度を上げることを一緒に行っています。

※トラクション:ユーザー数や売上などの成長性、勢い。
※Jカーブ:効果が表れるまで短期的に赤字となり、その後は黒字に転じてJ字型となるスタートアップの理想的な成長曲線。

Q.起業支援をするうえで大切にしている姿勢を教えてください。
A.起業家と伴走することです。事業が辛い時、非常事態の時にもそばにいたいと思っています。それは僕が単なる投資家の業務としてではなく、起業家の方々と家族に近いかたちで関わりたいと思っているからです。有事の時にこそ、僕にできることがあれば伝えてほしい。起業家が決してひとりぼっちにならない支援を心がけています。

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