SUPPORTER

河野 裕Yutaka Kouno

K-NICサポーター

事業計画 ヘルスケア バイオテクノロジー

PROFILE

大阪大学先導的学際研究機構 創薬サイエンス部門 招聘教授

大学では生化学、大学院では薬剤学を専攻し、旧藤沢薬品工業(現アステラス製薬)に入社し、薬物動態、薬効薬理などの創薬研究及び国際臨床開発に携わりました。
製薬企業に勤務した期間に国立大医学部の薬理学講座に留学の機会を与えられ、耳鼻科平衡神経科学の領域での研究を行い、学位を得ました。また、米国NIHにVisiting Scientistとして留学しGタンパク質共役型受容体、アデノシンA3受容体の機能解明研究に取り組みました。
その後バイオビジネスに特化したベンチャーキャピタルに転職し、創薬系のベンチャー企業の研究開発、特にトランスレーショナルリサーチを支援、さらに投資先候補の技術の目利き、投資先へのR&Dを含む経営全般の支援をいたしました。
以上の経験から大阪府のライフサイエンス産業振興課では、医療機器、創薬、再生医療等に携わる企業への支援・振興策の立案や規制緩和についての厚生労働省との交渉を担当しました。大阪の企業を対象に米国、欧州の企業とのマッチング事業にも取り組みました。
大阪府庁退任後、製薬企業にて創薬研究のアドバイザーを担うとともに、川崎市産業振興財団で中分子創薬とIT技術の融合事業を推進。現在も、これまでの創薬、再生医療、診断薬、機能性食品、医療機器の研究開発やベンチャーキャピタルでの経営支援に関する経験とネットワークをベースに、起業家やベンチャー企業、また上場企業に対し研究開発のサポートを行っています。K-NICでも、これまでの経験、知見を活かし、ライフサイエンス系の企業の経営者、研究者の方々の良きサポーターになりたいと思っております。